有楽町スバル座

”映画文化”を通し人々に心の豊かさを贈り続ける

スバル座についてAbout SUBARUZA

  • "有楽町スバル座は、2019年10月20日をもって閉館いたしました”

    スバル興業が第一号映画館の"丸ノ内名画座"をオープンしたのは昭和21年9月。
    同じ年の12月に"オリオン座"、"丸の内スバル座"と次々とオープンいたしました。
    特に"丸の内スバル座"は本邦初のロードショー劇場で新しい文化にいち早く触れたいという映画ファンを集め、その後の業界をリードしたのでした。
    1966 年4月有楽町ビルの竣工とともに日本初の洋画ロードショー劇場であった丸の内スバル座を継承し、有楽町スバル座は開館いたしました。
    開館以来 53 年にわたり、話題の洋・邦画を上映し、多くのお客様にご来館いただきました。
    2019年10月20日、「花筐-HANAGATAMI-」の上映をもって閉館いたしました。

    長きにわたり、多くの映画ファンおよび関係各位の皆様にご支援・ご愛顧いただきましたことに心より御礼申しあげます。

スバル座の歴史History of SUBARUZA

12月31日「わが心の歌」で開館 1階席は自由席、2階席は指定席の各回入替制、指定席券は前売も行うという、 当時は画期的な方式と大評判になった。

1946年(昭和21年)

3月25日公開の「アメリカ交響楽」より全席指定(座席数804)、最後列にはロマンス・シートを配したロードショウ劇場として発足、本邦初のロードショー劇場となる。 ロードショーは、封切館が大体2週単位で上映していくのに対し、一般封切より先行の形で観客の動員次第では6週も8週も長期興行を続ける興行方式をとり、第1作目の「アメリカ交響楽」は10週間、次いで「ガス燈」が8週間、「心の旅路」が10週間とロングラン上映をした。

1947年(昭和22年)

4月8日より本邦初公開の長編アニメーション「ガリバー旅行記」を上映。
6月1日公開の「我等の生涯の最良の年」が記録的な17週間ロングラン上映

1948年(昭和23年)

5月26日公開のディズニー映画「バンビ」がヒット。
漫画家手塚治虫が朝から晩まで連日鑑賞したとの逸話が残っている。

1951年(昭和26年)

3月18日公開のベートヴェンの伝記映画「エロイカ」でロードショー興行を終了する。
ロードショー公開作品は合計73作品だった。

1952年(昭和27年)

9月6日「宇宙戦争」上映時に、火災により焼失。
約7年で「丸の内スバル座」は閉館となる。

1953年(昭和28年)

4月29日「有楽町スバル座」開館。
当初は日活の専門館としてスタート。

1966年(昭和41年)

12月16日公開の「足ながおじさん」より洋画ロードショー館に転向。

1967年 (昭和42年)

1月24日公開の「イージー・ライダー」が記録的大ヒット。
動員数延べ17万人を超える大ヒット。この動員数はスバル座史上NO.1の成績となる。

8月24日公開のビートルズ主演映画「レット・イット・ビー」も大ヒット。
連日ビートルズファンが駆け付け、メンバーの誕生日にはステージに花束とケーキを供える女性ファンも。

1970年(昭和45年)

7月17日公開の「バニシング・ポイント」が17週のロングラン。

1971年(昭和46年)

9月23日公開の「スヌーピーとチャーリー」が大ヒット。
「スヌーピーとチャーリー」上映。
その後、昭和48、50、51年と夏は「スヌーピー」映画を上映。

1972年(昭和47年)

12月21日公開のジョージ・ルーカス監督作「アメリカン・グラフィティ」が大ヒット。

1974年(昭和49年)

11月3日公開の「ケンタッキー・フライド・ムービー」が大ヒット。
当初2、3週間の予定が大盛況の為、16週間のロングランに。

1978年 (昭和53年)

4月18日公開の「ブリキの太鼓」が大ヒット。
12週間の上映終了後、お客様からの要望により、夜1回上映延長をする。
その後、2週間続映と当時ではあまりない興行となった。

1981年(昭和56年)

10月23日公開のベルナルド・ベルトルッチ監督「1900年」は、 1部2部一挙上映と当時ではめずらしい上映をした。

1982年 (昭和57年)

ジム・ジャームッシュ監督の 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」を上映

1986年(昭和61年)

スバル座50周年記念作品として、 「バットボーイズ」「デスペラード」を上映

1995年 (平成7年)

3月22日公開の「シャイン-輝き-」が大ヒット。
こちらはスバル座興行収入トップとなる記録を達成。
その後の「もののけ姫」も大ヒットとなり連日長蛇の列が出来た年でした。

1997年(平成9年)

11月6日公開「君のいた永遠(とき)」
初日の舞台挨拶で金城武ファンが殺到。前日の夜の段階で300人を超える人が 入場の列に並んだ。

1999年(平成11年)

5月31日から10週間 「ラブチャップリン、チャップリン映画祭」を開催。
場内の笑い声がロビーに響くほどの大盛況ぶりでした。

2003年(平成15年)

10月2日より「フランス映画祭」を開催。
「望郷」「太陽がいっぱい」などフランス映画の名作を上映。

2004年 (平成16年)

東宝洋画系を離れ独自の番組編成となる。

2008年(平成20年)

12月10日より「スバル座65周年特別番組オールタイムベストムービー・イン・スバル座」を開催。
「イージー・ライダー」「いつも心に太陽を」等上映。

2011年(平成23年)

11月17日公開の「その夜の侍」が、新作の35mm上映の最後の作品となる。「その夜の侍」上映期間中の12月にデジタル上映に移行する。

2012年 (平成24年)

12月27日~2月6日
故高倉健さんの追悼上映「銀幕の輝き-高倉健-」を開催。
高倉健主演の東宝作品を上映。

2014年 (平成26年)

10月4日「みとりし」「アルツハイマーと僕」をもって 通常興行を終了する。

2019年(令和元年)

10月5日~20日「スバル座の輝き~メモリアル上映~」を開催。
「イージー・ライダー」から始まり全49作品を上映予定していたが、台風の為、一部上映休止作品もあった。
最終上映の「花筐-HANAGATAMI-」では、大林監督の舞台挨拶、その後サプライズで出演者の登壇、スバル座従業員に花束を贈呈等大盛況で幕を閉じた。

有楽町スバル座として53年、丸の内スバル座から通算73年だった。

興業・動員数ランキング

  • 「有楽町スバル座」 興行収入ベスト10

    • シャイン -輝き-公開日:1997年(平成9年)3月22日
      動員
      100,035
      興収
      157,347,100
    • アトランティス公開日:1992年(平成4年)10月3日
      動員
      93,200
      興収
      137,065,400
    • ケンタッキー・フライド・ムービー公開日:1978年(昭和53年)11月3日
      動員
      103,609
      興収
      123,838,441
    • 午後の遺言状公開日:1995年(平成7年)6月3日
      動員
      80,353
      興収
      112,190,300
    • もののけ姫公開日:1997年(平成9年)7月12日
      動員
      72,398
      興収
      108,696,600
    • スヌーピーとチャーリー公開日:1976年(昭和51年)7月10日
      動員
      112,213
      興収
      104,534,240
    • アメリカン・グラフィティ公開日:1974年(昭和49年)12月21日
      動員
      103,952
      興収
      95,391,908
    • ダウンタウン物語公開日:1977年(昭和52年)1月15日
      動員
      90,861
      興収
      95,194,897
    • ブリキの太鼓公開日:1981年(昭和56年)4月18日
      動員
      69,452
      興収
      94,025,950
    • ダウン・バイ・ロー公開日:1986年(昭和61年)11月22日
      動員
      69,394
      興収
      93,500,300
  • 動員ベスト10

    • イージー・ライダー 公開日:1970年(昭和45年)1月24日
      動員
      177,475
      興収
      83,156,880
    • スヌーピーとチャーリー 公開日:1976年(昭和51年)7月10日
      動員
      112,213
      興収
      104,534,240
    • いつも心に太陽を 公開日:1968年(昭和43年)2月24日
      動員
      108,570
      興収
      40,828,006
    • アメリカン・グラフィティ 公開日:1974年(昭和49年)12月21日
      動員
      103,952
      興収
      95,391,908
    • スヌーピーの大冒険 公開日:1975年(昭和50年)7月26日
      動員
      103,779
      興収
      92,064,800
    • ケンタッキー・フライド・ムービー公開日:1978年(昭和53年)11月3日
      動員
      103,609
      興収
      123,838,441
    • おかしな二人公開日:1969年(昭和44年)4月26日
      動員
      102,060
      興収
      45,708,136
    • バニシング・ポイント 公開日:1971年(昭和46年)7月17日
      動員
      101,834
      興収
      55,800,283
    • レット・イット・ビー 公開日:1970年(昭和45年)8月24日
      動員
      101,320
      興収
      48,165,910
    • シャインー輝きー公開日:1997年(平成9年)3月22日
      動員
      100,035
      興収
      157,347,100

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